「バーム状のクレンジングって肌に良いの?」
「肌に乗せると溶けるってどんな仕組み?」
「毛穴に良い?肌に優しい?」

などです。

確かにここ最近、
バーム状の製品が増えているように思います。

とはいえ、バームという形状は、
つい最近できた形状ではなく、
以前から存在している形状です。

私どもはジェル(ゲル)タイプの
クレンジングを選択していますが、
医師や国際ライセンス所持エステティシャンたちと
クレンジングを作り上げる過程で、
バームを選択しなかった理由があります。

今日はそのあたりについて
少しお話できたらと思います。

まず、バーム状のクレンジングには、
「元々固形なのに肌に乗せると溶ける」
という特徴があります。

このテクスチャーの変化が面白く、
一見画期的にも見えます。

しかし、この正体をご存知ですか?

じつはこの正体は「オイル」です。

オイルクレンジング
→常温で液体。固まらないオイル

クレンジングバーム
→常温で固形。肌に乗せると溶けるオイル

オイルの種類や配合率に多少の違いはありますが、
オイルの配合率が高いクレンジングという意味では、
一般的なオイルクレンジングと結論は同じだと考えています。

「バームはオイルとクリームの良いとこ取り」
というように言われている方もいますが、
それは謳い文句であって結論は同じだと思います。

ですので、弊社開発メンバーからすると、
「バームで毛穴対策」と謳うことには
少し抵抗を感じる次第です。

オイルクレンジングは
「油で油を制す」という考え方で、
油汚れの洗浄力はとても高いクレンジングです。

しかし、
油汚れと混ぜ合わさったオイルを
スッキリと落とすための
強めの界面活性剤の量などの影響から、
本来は肌に必要なものまで奪ってしまったり、
またその洗浄力がそのまま
素肌へのダメージに直結します。

また、すすぎもとても重要で、
オイルを少しでも肌に残してしまうと、
そのオイルが酸化し
くすみや黒ずみに変化してしまいます。

弊社の美容皮膚科クリニックや
エステサロンに来られるお客様の中で、
オイルクレンジングを使われているお客様は、
実際にニキビや毛穴のトラブル、
シミなどの老化トラブルに
悩まれている方が多いのも事実です。
(老化の原因の一つは酸化)

オイルクレンジングは、
・とにかく時間をかけず
・ちょうど良い油分の取り除き方を
・最後は肌の上に絶対残さない
という難易度の高いクレンジングなのです。

そもそもは肌をどうこうというよりも、
メイクを落とすことに特化した
クレンジングということですね。

バームはその形状から別の分類に見られがちですが、
実は「常温で溶けないオイル」を選択して
配合しているクレンジングなので結論は同じ。

という上記のような理由によって、
弊社ではバーム状は選択しませんでした。

人の肌には習慣性というものがありますので、
オイルというのは本当に難しいものなのです…。

肌に残れば酸化につながる(黒ずみもこれ)
肌に残れば乾燥につながる(油分を生産しない肌になりやすい)
しっかり洗えば油分を取り過ぎるetc

美容クリニックやエステサロンで
オイル系のクレンジングを使用している施設は
私はこれまで見たことがありません。

それも1つの答えではないでしょうか。

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